西本願寺医師の会とは

会員数

198名(2019.9.1現在)

沿 革

2015年 

2015(平成27)年2月8日   

西本願寺医師の会 発足
発足式(於:西本願寺 御影堂)

・ご門主様お言葉、記念撮影

第1回会合開催(於:西本願寺 安穏殿)

・法話
浅田恵真(勧学)

・基調講演「医療と仏教の協力」
田畑正久(佐藤第二病院院長)

・意見交換

2015(平成27)年3月       

会員数100名

2015(平成27)年10月4日  

第2回会合開催(於:築地本願寺<東京>)

・法話「アメリカ仏教がもたらす生死観―宗教と科学の対立を超えて―」
ケネス田中(武蔵野大学教授)

・活動報告①「お浄土があってよかったね―医者は坊主でもあれ―」
宮﨑幸枝(みやざきホスピタル副院長)

・活動報告②「あそかビハーラ病院の取り組み」
大嶋健三郎(あそかビハーラ病院院長)
山本成樹(あそかビハーラ病院ビハーラ僧)

・全体会
【座長】田畑正久(佐藤第二病院院長)

2016年 

2016(平成28)年4月       

会員数150名

2016(平成28)年6月~    

髙山浩一会員(京都府立医科大学大学院教授・同大学附属病院呼吸器内科部長)主催
「肺がんについて考える会」へ後援

2016(平成28)年7月24日  

第3回会合(於:西本願寺 聞法会館)

・法話「生死を越えて」
福間義朝(本願寺派布教使)

・活動報告①「医療と仏教の壁を越えて―臨床僧侶の経験から―」
長倉伯博(滋賀医科大学非常勤講師/本願寺派僧侶)

・活動報告②「地域包括ケアシステムにおける臨床宗教師の役割―アミターバプロジェクトがめざす医療と仏教の融合―」
沼口諭(沼口医院理事長/大谷派僧侶)

・ディスカッション(全体会)
【座長】佐々木惠雲(藍野大学短期大学部学長)

2017年 

2017(平成29)年9月~  

川上明会員(西本願寺あそか診療所院長)主催
「健康な体と心を考える会」への後援

2017(平成29)年7月30日 

第4回会合(於:築地本願寺<東京>)

・法話「心豊かに生きる」
藤本唯信(本願寺派布教使)

・基調講演「死後世界と宗教―臨床宗教師の誕生と展開―」
鈴木岩弓(東北大学総長特命教授)

・活動報告①「一般急性期病院におけるビハーラ僧―現状と課題―」
小野晋司(京都三菱病院統括院長・病院長)

・活動報告②「生と死の懸け橋に
―医療現場で僧侶が大切にしていること―」
花岡尚樹(あそかビハーラ病院院長補佐)

・パネルディスカッション
【座長】月江教昭(那珂川病院医長)

2018年 

2018(平成30)年12月16日(日)

第5回会合(於:西本願寺 伝道本部)

・基調講演「人が生きるのを支えるということ ―宗教と医療のあいだ―」
安藤泰至(鳥取大学医学部准教授)

・法話「"いのち"を見つめて」
庄野大真(福岡聖恵病院緩和ケア病棟臨床宗教師)

・活動報告「なぜ臨床宗教師は医療に必要なのか?」
室原良治(菊南病院院長)

・パネルディスカッション

 【座  長】
月江教昭(那珂川病院医長)

 【登壇者】
安藤泰至(鳥取大学医学部准教授)
室原良治(菊南病院院長)
花岡尚樹(あそかビハーラ病院院長補佐)

メッセージ

お互いに学びあう場に

佐々木 惠雲 ささき えうん

佐々木 惠雲 ささき えうん(僧侶)

-大阪-藍野大学短期大学部学長

 

明治以来、私たち医師は欧米の思想・文化を背景に持つ西洋医学を土台に医療を行ってきました。しかし超高齢社会を迎え、感染症から生活習慣病へと疾病構造が大きく変化する中で、我が国の医療が大きな転換期を迎えているのではないでしょうか。しかも2030年には、団塊の世代がその死亡のピークを迎える「大量死時代」が訪れようとしています。死を迎える人も死を見送る人も、すべての日本人がしっかりと死と向かい合わなければいけない時代が到来しようとする中で、今までの西洋医学を重視した医療だけで対応することが困難になっていると強く感じます。

このような時代だからこそ、日本人の伝統・文化・思想に深い影響を及ぼしている仏教の出番ではないでしょうか。今回発足いたします「西本願寺 医師の会」では西本願寺にご縁のある先生方と医療と仏教について忌憚のない意見を交わし、お互いに学びあう場にできればと考えております。ご賛同いただける先生方をお待ちしております。

医療と仏教の協力関係を

田畑 正久 たばた まさひさ

田畑 正久 たばた まさひさ(門徒)

-大分-佐藤第二病院院長

 

超高齢社会を迎え「医療界は国民の老病死にどう対応するか」、が大きな課題になっています。今までの量を追い求める医療から、質を尊重する医療に軌道修正が求められようとしています。今こそ仏教が見直されるべき時ではないでしょうか。生老病死の四苦を共通の課題にする医療と仏教が、日本では協力関係ができてなかったことが不自然であったのではないでしょうか。

生老病死の四苦を共通の課題にする医療と仏教が、日本では協力関係ができてなかったことが不自然であったのではないでしょうか。すべての人に可能な救い、大乗仏教としての浄土教、無条件の救いを教える念仏の教えが、科学的思考では対応できなかった老病死の質の領域に光を当て、患者・家族、そして医療関係者が『人間として生まれてよかった。生きてきてよかった』という人生を共に歩める道が、医療と仏教の協力によって展開するようになると思われます。

世俗にまみれながら生きる在家の者の救いを見いだされた法然聖人、念仏の教えをさらに深くいただいた親鸞聖人、生老病死の四苦を超える道としての念仏の教えを共に学んでいきませんか。